監督:シン・テラ
出演者:ファン・ジョンミン、 カン・シニル、 ユ・ソン、 キム・ソヒョン
収録時間:104分
貴志祐介のベストセラー小説を再映画化した韓国ホラー。生命保険会社の査定員、チュン・ジュノはある日、面識のない顧客の家に呼び出され、衝撃的事件の目撃者にされる。以来、彼の私生活が脅かされるようになり…。ショッキングな残虐描写が話題に。 (詳細はこちら)
※ネタばれあり。注意。
これって、1999年日本で公開された「黒い家」のリメイク版なんですってね。
そういえば、昔見た覚えがあるわ。
めっちゃくちゃ大竹しのぶさんが怖かったのを覚えてる。
とにもかくにも、ちびりそーなくらい怖かった。
あの方、ああいう役って鉄板よね。
「兆(きざ)した」女を演じさせたら大竹さんに勝る女優って日本にいないと思う。
感情をなにひとつ感じさせないってのがすごかったわ。
人間なのに100%野生動物。
さて、この韓国版「黒い家」、なにから書こうかな。
まず、良かった点から書こう~。
①ファン・ジョンミンさん主演
ずぼらな私は見るまで知らなかった。
見てびっくりした。ええええええ???
こんなメジャーで実力派が、いいのー???
こんなメジャーで実力派が、いいのー???
タイトルからしても三文ホラーなのに。
俄然うれしくなった。
こりゃ気合入れてみるぞーって。
9年前か。若いわー。
ファン・ジョンミンさん、肌がぷりっぷりっ。
ファン・ジョンミンさん、肌がぷりっぷりっ。
(保険調査員:ジュノ役)

②映像がびっくりするほどきれい
というか、近距離撮影がめちゃくちゃ多いからかしら。
ファン・ジョンミンさんのお顔とかめっちゃ近くて大きくて、おまけに綺麗でうきうきドキドキ。
オカルト映画だから、顔の表情から感じられる緊迫感を撮りたいために、これだけ接写が多いのかしらね。
役者さんは顔の演技が大切になるけど、気合を入れ過ぎて余計な表情をつくると、演技がチープになってしまう。
これって見た目以上の苦労があるかも。
そりゃそうだ。
数ある日本の作品の中から選んでリメイクしているんだから、構成的にはちゃんとした作品なんだろうと思う。
意味もなく、いきなり
スプラッターぎゃー!ではなく、ファン・ジョンミン扮する保険会社調査員が、ある家に起こった子供の不可思議な死を調査していく内に自分も災難に巻き込まれていくという話。
スプラッターぎゃー!ではなく、ファン・ジョンミン扮する保険会社調査員が、ある家に起こった子供の不可思議な死を調査していく内に自分も災難に巻き込まれていくという話。
陳腐な展開はまったくなく、人間的にとても誠実な調査員ジュノといっしょに、わたしたち観客は真っ暗な謎の迷路に迷い込んでいく。
わたしはその時、大竹しのぶさんの顔を思い出すこともなく、
ただ犯人はだれなんだろう?ってドキドキしていたのだった・・・。