監督:アン・ビョンギ
出演者:ハ・ジウォン, ユ・ジテ, キム・ギュリ, ユ・ジュンサン
収録時間:97分
Story
アン・ビョンギ監督によるホラー。
大学の卒業から2年、サークル時代の友人・ソネと再会したヘジン。ソネは恐怖に怯えていて、学生時代に自殺したギョンアついて語り出すのだが、それを機に次々と周りの友人が謎の怪死を遂げていく。 (詳細はこちら)
※ネタばれあり
3度目。
オカルト大好きだから。
ハ・ジウォン、ユ・ジテ、ユ・ジュンサンとか、今となってはそりゃあもう有名な役者さんでそろえているのに、作品としては、すこし残念。
アン・ビョンギさんの「コックリさん」は、もうとっても大好きで、韓国オカルトシリーズの中では5本の指に入るぐらいなのにな。
なにが残念っていうと、
コックリさんほど、感動しなかったんです。
わたしはオカルトの中でもやっぱり義理人情や情が感じられる作品が好き。
たとえば、お化けに同情できるとか、お化けがんばれ!とか、おまえの気持ちもわかるよ!とか、そんな肩入れができる作品なら、一流のホラーと言えると思ってる。
もっと欲を言えば、それにプラス「普遍性」を感じさせてくれるものであれば、最高級のヒューマンホラーとして称賛する!
だから、キャー!とかどぴゅー!とかの定番スクリームやスプラッターがあっても、それだけで良しとできない。
この作品はストーリーが即物的すぎて、観客は置いてきぼりくらったかんじ。
ベルトコンベアー式ホラーってかんじ。
さて、不思議に感じた点。
なぜ、冒頭にハ・ジウォンさんのヌードが出てくるのかしら。
死体安置所の場面。
上半身だけなんだけど、こんな安っぽい映画で、どうして脱ぐかな。
アイコラって噂もあるけど、あれはアイコラではないわよ。
アイコラならもっと豊満なおっぱいと差し替えるんでないの?
それと、ビル屋上で自殺に見せかける場面で、トランクケースの中でどうしてパンツとビキニにされているのに、自殺する時は、黒い服着せられてるの?何の意味???演出の意図は???
いちいちに疑問を感じてしまって、画面に向かってポーズしまくりで再生が進まなかったわ。
こういうところって大切なのよね。
疑問を感じさせずに、見せてほしかったな。
結局のところ、ギョンアがみんなを恨んでひとりずつ殺していく理由づけがもっとしっかりしていれば、わたしはこの映画を推したと思う。
そう。恨む理由がとっても大切なんですわ。
そして、そんな低評価の中でも、この映画の最高の見せ場はですね、
ユ・ジュンサン扮する弁護士の最後の発狂ぶり。
これがまた・・・もう抱腹絶倒するぐらいすごかった・・・
なぜこんなにもむちゃくちゃな演技と展開になれるんだろうって笑えた・・・
この作品、ほんとうにオカルトなのか?
コメディではないのか?
訳わからんよーになった。ひー。
まあ、見て笑ってください。
みんなこういう作品を経て立派な役者になっていくんだよね・・・
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最後の最後まで、キム・ギュリさんの口紅がどーしても気になって気になって。
黒縁かけるの、流行ってたのかしら・・・↓
これ、わたしが黒ペンで塗ったんじゃありませんからー!