（112分,韓国,「고양이를 부탁해」）
いやあ…よかった。
心にしみた。
波乱もエロもグロもなく、淡々と。
でも、あったかくて切なくて、そんな感じ。
監督の、労働者や低下層の人たちへの優しい視線が伝わってくる。
下町の風景描写がいい。
近代化に取り残された貧しい一角に住む人たちが、毎日をただひたすら働いて生きていく様が胸を打つ。
こんな中でも猫を飼うの？
優しいんだね。
富に格差のある友達関係は難しいね。
それぞれ抱えているんだろうけど、とくに貧しいジヨンの気持ちがどうしてもすさんでいくのは分かる。
でもジヨンが一言でいいからおじいさんおばあさんに、もうすこしいたわりのある言葉をかけて欲しかった。
あなたは、あなたが思っている以上にとってもいい子なんだから。
そして最高の友達を持っているんだから。
喧嘩したり泣いたりしながら友達でいてくれる人はそういない。
それでも人は泣く。
とっても愛されているのにね。
いい映画です。
ペ・ドゥナ
イ・ヨウォン
オク・ジヨン
イ・ウンシル
イ・ウンジュ
