
(140分,韓国,
あらすじ:
なんてすごい作品なんだろう…
もう絶句するわ。
大陸の貧しい朝鮮族が底辺で野良犬みたく必死に生きる様が、とにかくすごいのだ。
日本でも戦前戦中ならあったような、最下層の人間の生きる、ドブ臭い目を伏せたくなるような生き様がこれでもかと描かれている。
生きるために密入船に乗って海を渡り、裏社会から抜けられずに家族がバラバラになっていくのは本当にあることなのだろう。
とても感動したのは、
主人公のグナムは、根は優しい男で人殺しなんかとは無縁の男。
だから、彼の凄さは戦っている姿ではなく、とにかく必死になって「逃げている」姿。
そこに感動する。
かれはもう絶体絶命の場面でも絶対にあきらめずに逃げる。
ゴキブリのようにしぶとく逃げる。
とにかく逃げる!
食べながら、笑いながら、怒りながら、泣きながら、逃げる!
すべては、生きるために!
グナムの逃げる様こそが、この映画のテーマじゃないかと思えるくらい、それほど彼が無様に「逃げる」様に心が揺さぶられるのだ。
人を傷つけられない人間のたった一つの選択肢。
逃げて逃げて逃げまくる様の、凄み。
そこには暴力を超える強さがある。
この俳優、すばらしい。
ハ・ジョンウ。
ナ・ホンジン監督
ハ・ジョンウ
キム・ユンソク
チョ・ソンハ
チョン・マンシク