内容:久しぶりに会った異父姉妹が妹の父親を探しに2日間の旅に出るというロードムービー。性格もまったく違う2人はケンカを繰り返し、本音をぶつけ合い、次第に幼き日に別れた父へと近づいていく。
いやー、
ほんとーにいい映画だった。
これ、ぜひ見てほしいな。
こんなにいい映画だとは思わなかったので、ずっとPCの中に放っぱらかしにしてあった。もっと早く見ておけばよかったと後悔。
低予算で、ありったけの知恵をしぼって、
限られたスペースの中で撮っていく。
それでもってこんなにいい作品ができるのがほんとうに素晴らしいと思う。
この作品のテーマは、家族愛のように見えるけど、
そうではなくて、あんたは、自分が思う以上に周りに愛されているということに気づけよ!がテーマだと思う。
この作品を見て、姉も妹もその他もそうだけど、家族って異質なものの集まりだと考えたほうが楽だし、的を得ていると思った。
異質なものだから居心地が悪い。
だから、家の外に安らぎを求めるんだろうけど、理想郷なんてどこにもないんだよね。
プ・ジヨン監督は、遠くにある家族よりも、今ここにある家族、幸せに気づいてほしかった。そんな思いをもっていたらしい。
だから、このタイトルであり、この作品なんだなあと。なるほど。
この作品は、ほんとーに深い。
ネタばれにならないように書くので、深くは書きません。くるしー。
でも、韓流を自称する人もこの映画って観てない人、多いと思うな。
だから、ぜひ見てほしい。
一つだけ、残念を挙げるとするなら、
妹(シン・ミナ)の子供時代は別の子役が演じていて、姉(コン・ヒョジン)の時は、彼女自身が演じていることから、頭が混乱するの。
一体、この二人は、どれくらい年齢差があるんだろう????
だれがだれだかわからん!
ってそういう混乱がありました。
中盤を過ぎてやっと頭の整理がついてきたけど、
まあ、話の設定上、ああいうふうにするしかできなかったんだろうね。
だって、お姉さんは若くして子供産んでるって設定だから、これを別の人が演じるわけにいかなかったんでしょうね。一生懸命カツラかぶって若作りして演じてましたコン・ヒョジンさん。
この人すごい実力派。シン・ミナさんにぜんぜん負けてなかったわ。
最後に、もう一つ。
キム・サンヒョン |
この人、すばらしい。
最初見た時から、ずーっとその独特な印象にひきつけられてひきつけられて、それはもう気になりっぱなしでした私。
有名な声優さんで、監督に強く請われて出演したそうで。
あまりにもステキすぎて、めまいがしそうだった・・・
この映画については、
何度も深く書きたい。
細部まで突っ込みを入れながら。
今度は、ネタばれありありで(笑)
プ・ジヨン監督
シン・ミナ
コン・ヒョジン
キム・サンヒョン 김상현 (伯母さん役)
チュ・グィジョン
ムン・ジェウォン