あらすじ:主婦であるのり子は、若い頃歌手になりたかった。自分が癌であることを知るが、学校で悩みを抱える娘を励ましたいと、ソウルで歌手のオーディションを受ける。オーディションで出会ったミンハ(イ・ホンギ)は冴えない歌手志望。それぞれの悩みを抱えながら2人はオーディションを目指す。
いやーん!
こんな内容だったんだー!
あたしてっきり高島礼子とイ・ホン
ギが恋人同士やるのかと
誤解してたわ~。
キスシーンとか想像できなかったか
ら、まじよかった。
でも、ドラマ見て笑っちゃった。
のっけから高島礼子さんの演技が(以下敬称省略)、さも演技してます!
みたいな演技で、もうぶっ飛び。
この人、極道の妻やってるほうがめっちゃ決まる。
こういう日常ドラマの演技って無理なんだろうね。
だって、一介の主婦にしては、高島自身がかっこよすぎるし、オーラが半端なさすぎ!
女王様のような高島礼子が、
さえない主婦を演じるのはもうさいしょから、ムリ!!!
ってことで、キャスティングに激ムリを感じました。
じゃ、良かったところ挙げようね。
まず、のり子が憧れのヒョン様にファンレターを書くところ。
韓国語初心者でもわかる易しい単語やフレーズが出てきて、
これは楽しめるし、使えるなあと感心。
次に、のり子が単身ソウルへ乗り込むところ、
これは良かったわよね。
まるで自分がソウルへ飛んだみたいな感覚に襲われる。
わたしみたく社畜人生送ってる貧乏人には旅行はまず無理!
だから、このバーチャルな感覚は最高にうれしかった。
「きゃ、ソウルへ来たんだ~」って、のり子と一緒に喜んだ。
あほです。
次に、大好きなキム・ジヨンさん出てる!
朝鮮オモニやハルモニ役ならこの人の右に出る人はいないよね。
(画像:輝国山人の韓国映画より)
うわー、こんなドラマにといっちゃ申し訳ないが、脇役がすばらしすぎると感心した。
だって、存在感がありすぎ。
高島さん、キム・ジヨンさんからもうすこし演技勉強してください~。
そして、のり子が民泊する家がね、ソウルの庶民的な韓屋なんだけど、
L字型で縁側があるかんじの、なんともいい雰囲気の家なんだこれが。
たしか、建築学概論 でも出てきたっけ。
ドラマでも、ここで月を愛でながら酒飲んだり、歌ったりするんだよね。
いいね。なんとも言えない雰囲気があっていいな~。大好き。
さて、このドラマってなにか普遍性をテーマにしたものでもなんでもないから、
とりたてて騒ぐほどの作品ではないのだけれど、
じゃあ、なんで見たかのかっていうと、
やっぱりそれは、これが
日本と韓国が協力して作られた作品で、しかもKBSドラマだったから。
一体どんな内容で、どんな風に出来上がったのか、
遅ればせながら見させてもらったのよ。
なのに、わたしったら高島礼子のど下手演技にばっかり目がいってしまって、のっけから辛口たたいてしまった。
ドラマ自体は大したことはない。
でも、メイキング見ると、やっぱりそこには感動があったのよね。
韓国人も日本人もみ~んながいっしょになって、
話し合い、笑い合い、励まし合って作品を作り上げていく姿が、
ほんとーにすばらしかった。
いまだになぜ高島礼子がキャスティングされたのか謎のままなんだけど、
でも、もうそんなことはどーでもいい。
高島礼子の音痴も、もうどーでもいい。ああ。
こうやって、両国がどんどん政治を乗り越えて
たくさんの作品をともに作っていってほしい。
うちらはきっときっと仲良くなれる。
イ・ホンギさんや韓国人スタッフさんたちの親切で温かい撮影態度が
ほんとうに好印象だった。
こういう姿こそが、わたしたちに希望をくれる。
キム・ソンファさん
この人も名脇役!
ドラマでは、ウジンの母親役として出てくるんだけど、
もう、野生の猪かと思わんばかりの鼻息荒いモンスターママ役でした。わたし、こういうの見逃しません!おいしすぎる!
完全に、のり子(高島礼子)を食ってました。
※高島礼子さん、いろいろ言ってごめんなさい~。
あなたの極道の妻シリーズは、ぜんぶ見てますから~。礼子命!
「極道の妻たち 赤い殺意」(1999年)
「極道の妻たち 死んで貰います!」(1999年)
「極道の妻たち リベンジ」(2000年)
「極道の妻たち 地獄の道づれ」(2001年)
監督:関本郁夫
出演者:高島礼子、 とよた真帆、 雛形あきこ、 草刈正雄、 江波杏子
収録時間:113分
レンタル開始日:2009-12-11