2016/04/30

[韓国映画] 絶対の愛 (2006)


(98分,韓国/日本,「시간」)




すごい…

見ている時からギョギョギョとさせられっぱなし。

もお~次は何が起こるのー?!って、
心の中で叫んでた…

キム・ギドク監督すごいや。

原題の「時間」ってタイトルは合わないかな。日本版の「絶対の愛」のほうが的を得ていると思う。


セヒみたいな、あんな嫉妬深い女、わたしなら友達でもゾッとするんだけど、ジウは心から好きだったんだよね。

そこが悲劇の始まり

嫌いになっちゃえばよかったのに。

結局、お互い好きすぎて周りが見えなくなっちゃって悲劇!ってことなのよね。

愛を押し付ける女と、そんな女に振り回される自分に酔う男

みごとに依存し合うサドマゾ関係。

監督のアイロニーは分かったつもり。

整形の愚かさといういうよりは、自分に満足しない愚かさというものを表現したかったんじゃないかしら。

今、目の前にある幸せを感じとるセンサーが欠如している人間どもに対する、冷めた眼差しを感じる。


内面をえぐられるような作品。

大げさなロケ組まなくてもいい作品は作れる。

監督がいつも証明してくれる。






監督:キム・ギドク
出演者:ソン・ヒョナ, ハ・ジョンウ, パク・チヨン, キム・ソンミン
収録時間:98分





Story
『うつせみ』のキム・ギドク監督が手掛けた愛の物語。セヒは恋人であるジウと永遠に愛し合いたいと思う余り、自分の顔のことで不安を募らせ始める。ある日整形手術を行う決意をした彼女は、彼の前から姿を消し…。 (詳細はこちら

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