(130分,韓国,「살인의 추옥」)
2度目。
2度見てもすごい作品だとしみじみ。
いや、2度目の方が心に突きささった。
一体どれだけの数の刑事が関わり捜査が積み重ねられ、どれだけの数の被疑者がつかまり犯人扱いされたのだろう
と胸がつまった。
必死ゆえか何なのか。
韓国は、80年代はあんなにも捜査がずさんだったのか。
標的まずありき。
犯人も怖いが、警察のずさんな捜査のほうが何よりも怖かった。
実際に自殺者も何人か出たらしい。
気の毒だ。
一体どれだけの人が人生を狂わされたのだろう。
犯罪に権力側が振り回され、焦りを募らせた権力は容赦なく平和だった人々の関係を壊していく。
その過程があまりにもむごい。
この映画はこれを訴えたかったのではないかと思うほど。
最初も最後も、大海原と見まごうばかりの薄野が、視野いっぱいに見ている者に襲いかかるように映る。
その圧倒される見事な描写に声を失う。
こんな草群れの海に、悪魔のような醜い心をもった人間が隠れていても、隣人はまったく分からないではないか。
最後、広大な海原に無防備に放り出されてしまった観客は、なおさら独りを感じて不安にかられる。
空が泣けるほど青かった。
ああ、この映画ってカラーだったんだって、その時気がついた。
この映画の制作に関わった全ての人に感謝したい。
ソン・ガンホ
キム・サンギョン
パク・ヘイル
キム・レハ